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  3. 明日 わたしは柿の木にのぼる Vol.1

haruブランドをつくった鮫島が出会ったのは、100%天然由来の女性のデリケートゾーンケアブランドを立ち上げた一人の女性でした。

小林味愛(こばやし みあい)株式会社陽と人「明日 わたしは柿の木にのぼる」ブランド創立

1987年東京都立川市生まれ。東京都と福島県の2拠点で活動。国家公務員として働き、その後、民間企業で地域活性化などのコンサルティング業務を経て「いつかコスメブランドを立ち上げたい」という想いのもと2017年に福島県国見町で「“もったいない地域資源”を価値化し、“持続可能な地域循環経済”を創出する」をビジョンに掲げた株式会社陽と人(ひとびと)を設立。事業のひとつとして「地域資源を使った化粧品をつくろう」と、デリケートゾーン専門ブランド「明日 わたしは柿の木にのぼる」を創立。

鮫島貴子(さめしま たかこ)株式会社nijito「haru」ブランド創立

1975年福岡県春日市生まれ。化粧品を中心に商品企画の経験を活かしharuブランド創立。きっかけは産後の自身の体験。毎日、赤ちゃんのお世話や家事に追われて、自分のケアは後回し、ふと鏡を見たら、肌はくすみ、髪はぼさぼさ、時間にも心にもゆとりのない毎日の中、「忙しい女性のために何か自分にできることはないか」がはじまりに。スキンケアは天然由来や無添加などでいいものが既にたくさんあるのに、どうしてシャンプーを含めたヘアケアは質のいいものが少ないのか。「だったら作ろう!」とシャンプー「kurokamiスカルプ」を最初に開発。

Vol.1「はじめまして。」

商品の完成までには試行錯誤を重ね、当初の予定を上回る開発期間となったとか。Vol.1では『明日 わたしは柿の木にのぼる』は、どのような想いのもとに生まれ、どのような商品を目指して開発を行なっていったのか。鮫島もharuシャンプー開発時の苦労を思い起こしながら小林さんへインタビュー。

鮫島:そもそも、なぜデリケートゾーンに特化したブランドを立ち上げようと思ったのですか?

小林:女性のからだはいつも揺らいで繊細ですよね。さまざまな要因で不調があらわれ、不安を抱えながら生活している女性も少なくありません。わたしは国家公務員として働き、その後、地域活性化などのコンサルティング業務を行なっていたのですが、大きな声ではいえないけど、300時間の残業は当たり前の時代。ごはんもほとんどゆっくり食べられませんでした。

その激務から体調を壊してばかり。特に生理前のPMSに悩み、本当につらかったんです。心にも余裕がなくなって、人に対しても強くあたってしまったりして。それでだんだんと、身体や時間を大切にする必要性を感じるようになりました。
睡眠時間を削ってまで働く女性や、いろんなことを一人で抱え込んでしまう女性は多いはず。だからそんな女性が一度立ち止まり、人生を改めて見つめ直すきっかけになるような、すべての女性の味方になることがしたいと。もともとコスメは大好きでしたし。

鮫島:haruブランドを創ったときのきっかけと、とても共通する考え方ですね。私は子どもを産んでから、こんなにも働きながら家事育児をすることが大変だと知りました。

働き方の選択やモチベーションの維持、家庭とのバランスのとり方、上司や同僚・後輩との人間関係、ママ友との関係、そして一番身近な家族関係、それに自分自身の健康管理やココロの準備、迷い、自信のなさ……とか毎日が葛藤だったんです。私だけでなく、そのような女性が多い現実をみて何ができるだろうか。もっともっと女性が、仕事にも家庭にも育児にもよくばりになれるきっかけ作りってどういうことだろうか。こういうことがharuブランドを立ち上げた想いの背景としてありました。

鮫島:「明日 わたしは柿の木にのぼる」は地域資源の価値化にもこだわっていらっしゃいますね。

小林:はい、震災がきっかけでした。当時ボランティアで東北にきました。実は福島県国見町は「あんぽ柿」という特産品が有名なんです。

ただ農家さんたちが、苦労して苦労して想いをこめて「あんぽ柿」をつくるんですけど、実際に農家さんに入る収入はびびたるものということを知ってほんとうに心を痛めましたし、農産物を作る大変さや素晴らしさを知ってもらいたいとも思いました。そこで、「地域資源を使った頼れる化粧品をつくろう」と、長年温めていた思いを実現しようと決意したんです。
デリケートゾーンは身体の皮膚の中で、もっとも薄く、外部からの刺激に弱いパーツです。だからこそ肌に優しいシンプルな処方が大事だとおもって。haruさんのこだわりと同じですけど厳選した植物由来成分のみを使用しています。

福島県国見町で栽培された平種無柿と蜂屋柿の果皮から抽出したカキ果皮エキスを配合していて、デリケートゾーンを健やかに保つことができます。

鮫島:私自身、デリケートゾーンのケアは大事だと分かってはいても、なんとなく触ってはいけないところと思って後回しをしていたんです。その重要性についてもう少し教えてもらえますか?

小林:膣を中心としたデリケートゾーンは、自分の心と身体を知るバロメーターなんです。1日10秒でも、ケアをすることで自分の身体の小さな変化に気づき、心を整えることができます。
鮫島さんのおっしゃるとおり、なんとなく“汚い”とか“触ってはいけない”というイメージを持って、自身で触れられない方は多いですね。でもさまざまな菌が住んでいて、バランスを保つことで、外部の雑菌から女性のカラダを守る自浄作用が働いています。

睡眠不足、ストレス過多、疲労、食生活の乱れ、不規則な生活など、さまざまな要因で菌のバランスが崩れると、不調が現れるんです。かゆみやニオイ、炎症、いつもと違うおりもの。デリケートゾーンのトラブルに悩む女性は少なくありません。毎日たった10秒ケアするだけで自分のからだの状態がわかるようになるし、それだけで整えることも可能なんです。

鮫島:なるほど!わたしも「明日 わたしは柿の木にのぼる」のフェミニンオイルを使いだして、最初はおそるおそる(笑)でしたが、ようやく習慣になりました。デリケートゾーンの乾燥……。年代関係なく、今ほとんどの人が乾燥していると言われてますよね。

特に40代・50代の更年期で悩みが深刻化してくると聞いています。顔、からだは保湿になれているけどデリケートゾーンは保湿をしようとすらしないから、なかなか気づけないですよね。今わたしも習慣化できてたった10秒で変わってくる。ふっくらしてきました。
乾燥してることすら知らなかったのが今では実感できるようになったのもうれしいです。

小林:よかったです!haruさんのシャンプーやボディ商品も大好きです。ほんとに刺激もなくて、香りもほどよくてすばらしいですね。

鮫島:わ、うれしいです。haruのボディウォッシュとボディミルクは定番品を2021年冬に発売したのですが、お客様からの支持が高いんです。とにかく刺激を少なく、簡単に使えて、全身をしっかり保湿することにこだわりました。ウォッシュは、優しい洗浄力と潤いを奪わない設計なので、デリケートゾーンにも使うことができ、ニオイケアができるようにはしています。デリケートゾーンケアの入門編としてはよいかなと思っています。

次回、デリケートゾーンを含めて、「明日 わたしは柿の木にのぼる」×「haru」で、ボディケアのHOW TOも、ぜひお話ししたいと思います!お楽しみに。

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