企画の始まりは「日焼け止めって、わくわくしないよね」という一言。
日焼け止めは、重い使用感、肌に負担がかかるけど仕方なくつける、などマイナスイメージをもつ方も多いと思います。

紫外線に弱く、日焼け止めで肌が荒れた経験がある私もその一人でした。
だからこそ、そのマイナスイメージを払拭するような、肌にやさしい、1日中ずっとつけていたくなるような100%天然由来の日焼け止めを作りたかったんです。

「スキンレストUV」は、2020年の3月に発売しましたが、実は開発までに約5年ほどかかりました。
思いを馳せていた時間を考えるとそれ以上かもしれません。通常よりもかなり長い期間をかけていて、試作品も通常の倍以上。

開発を始めた当時は、100%天然由来でノンシリコン、かつ紫外線吸収剤を使っていない日焼け止めが世の中にほぼ存在していなくて、前途多難のスタートでした。

毎日つける日焼け止めで大切にしたいポイントは「気持ちのよい使用感・肌に負担がかからない・紫外線ブロック力」。日焼け止めなら当たり前のようなポイントも、実は、100％天然由来・10の無添加^※で実現するのは、かなり難しいんです。

世の中の日焼け止めの多くはシリコンや紫外線吸収剤が入っていることがほとんど。なぜなら、シリコンや紫外線吸収剤を使えば、ピタッと密着し伸びがよくてべたつかない使用感を簡単に作ることができるからです。

ただ、シリコンは落としづらく肌の負担になりやすい。また紫外線吸収剤は、吸収剤そのものが紫外線を吸収するので化学反応が起きて、まれに肌にとって刺激になることも。

だから、スキンレストUVでは紫外線吸収剤ではなく、肌に負担の少ない「紫外線散乱剤」を採用しました。紫外線散乱剤は、肌表面に受ける紫外線を乱反射させて肌を守ってくれますが、ベースが粉体なので粉っぽさや白浮き、乾燥などのデメリットも……。
そのため、調合のバランスがとても難しくて、何度試作を繰り返しても満足いく使用感、仕上がりになりませんでした。
もう無理だ……と一度は諦めたこともあったんです。

• ※シリコン、合成ポリマー、カチオン界面活性剤、石油系界面活性剤、合成香料、合成着色料、鉱物油、紫外線吸収剤、合成防腐剤、合成保存料は無添加

一度断念しても再チャレンジを決意したのは、お客様にアンケートを取ったことがきっかけでした。アンケートに回答していただいたお客様のほとんどが100％天然由来の日焼け止めを使いたいと求めてくださっていたんです。お客様から頂いたお言葉が「必ず届けたい」という強い原動力となりました。

紫外線散乱剤特有の粉っぽさ・白浮き・使用感の悪さといったマイナスポイントを払拭させることです！

一般的な日焼け止めの基本構成は、ほとんどが水・油・粉。それを、量はもちろん、入れる順番まで細かく定めて調合していきます。それが少しでも変わってしまうと、まったく異なる使用感になることもあるんです。

今だから言える話ですが、失敗談もたくさんありまして(笑)。
ある試作品では、容器の底で日焼け止めが固まってしまって、元スポーツマンの研究者が100回容器を振ってもびくともせず、中身が全く出てこなかったことも。ほかには、試作品の白浮きがすごすぎて、手に持っていたお気に入りのカメラがいつの間にか真っ白になり、慌ててふき取ったこともありました(笑)。試作品を何本も使うたび、乾燥し過ぎて肌荒れする日々も続きましたね。

そんな試行錯誤を繰り返した結果、ようやく白浮きせずサラッと軽くて伸びのよい使用感、そして、肌にずっとつけていたくなるような心地よさのある、最適な配合にたどり着くことができました。

ただ紫外線から肌を守るだけではなく、一日中つけていても心地よさを感じ、肌の不快感をゼロにできるようにしたところです。さらに、メイクをしたくない日でも、素肌でいるよりもつけていた方が肌がよろこぶような商品を目指して作りました！

使用感の良さはもちろん、肌荒れを防ぐシカ成分^※やアロエベラ葉水などの保湿成分もたっぷり入れているので、スキンケア感覚で使えます。肌をキレイに魅せてくれる自然なツヤ感もおすすめです！

そして、紫外線ブロック力の高さもポイントです。
100％天然由来の日焼け止めなのに、SPF50+ 、PA+++の頼もしさ。それでいて、肌へのやさしさまであるのは、手前味噌ですが本当に誇らしい魅力ですね！
ここだけでは語り切れないので、商品ページでもチェックしてみてください。

• ※ツボクサエキス（肌荒れを防ぐ）

もちろんあります！お客様がこの商品を見て、肌にとって頼もしい存在であることを思い出してほしいので、日常にスッと溶け込みつつも、肌へのやさしさを表現した淡いブルーやマットな色合いを選びました。
ネーミングは「お休みの日も安心して外に出かけたくなる」という意味を込めて「スキンレストUV」と名づけました。お休みの日でも罪悪感なく過ごせるような、そっと寄り添うような存在になれたらと思っています。

• ※デザインや容器等は変更になる場合があります。

肌に直接、長くつけているものだからこそ、肌や気持ちまでも穏やかになれるような心地よさのある日焼け止めをつけてほしい。そんな想いと共に、みなさまの一日がより楽しいものになると嬉しいです！